よく電子化される書類と規制のある書類

法令上、書面での締結が必要と定められているごく一部の契約書を除き、 様々な契約書がクラウドサインで電子化されています。

よく電子化される書類

クラウドサインのユーザーがよく電子化している書類とその理由をご紹介します。

人事系

  • 雇用契約書
  • 労働者派遣(個別)契約書
  • 採用内定通知
  • 労働条件通知書
  • 身元保証書
  • 入社誓約書(入社承諾書)
など

電子化するメリット

  • 社内書類のため電子化しやすい
  • 特にアルバイト/パート採用を行なっている場合は量が多いため、電子化により業務・郵送コストを下げられる
  • 派遣などの更新毎に再締結が必要で頻度が高いため、電子化により業務・郵送コストを下げられる

導入事例:雇用契約書

売買・営業・購買系

  • 売買契約書
  • サービス利用申込書
  • 請求書
  • 取引基本契約書
  • 注文書(注文請書)
  • 領収書
など

電子化するメリット

  • すべての取引先と締結しなければならないので量が多いため、電子化により業務・郵送コストを下げられる
  • 印紙税コストが削減できるため、導入コストを上回る直接の経済的メリットが得られる
  • 書類の送付・受領に関して、電子的な記録を残すことができる

導入事例:売買契約書

賃貸借系

  • 建物賃貸借契約書
  • 駐車場使用契約書
  • 土地賃貸借契約書
  • 建物使用貸借契約書

など

参考記事
不動産契約

電子化するメリット

  • 更新ごとに締結が必要で量が多いため、電子化により業務・郵送コストを下げられる
  • 印紙要不要の判断ポイントが分かりづらいが、電子化することで印紙税判定が不要になる

導入事例:賃貸借契約書

業務委託・請負系

  • 業務委託契約書
  • 請負契約書
  • 建設請負契約書
  • 販売特約店契約書
  • 代理店契約書
  • 商品販売委託契約書
  • 供給契約書
  • 製造委託契約書

など

電子化するメリット

  • すべての取引先と締結しなければならないので量が多いため、電子化により業務・郵送コストを下げられる
  • 印紙税コストが削減できるため、導入コストを上回る直接の経済的メリットが得られる
  • 締結が漏れがちな書類だが、締結の手間がかからない電子契約を使うことで、かんたんに契約の証拠を残すことができる

導入事例:業務委託契約書 導入事例:請負契約書

その他

  • 取締役議事録
参考記事
取締役会議事録

電子化するメリット

  • リモートワークや遠方の役員への訪問・郵送対応が不要になる
  • 商業登記電子証明書,申請書(公的個人認証サービス電子証明書/特定認証業務電子証明書),添付書面(事業者署名型電子証明書)など商業登記申請に利用できる

導入事例ページでは、上記に記載のない書類の事例もご覧いただけます

導入事例一覧へ

規制のある書類

電子化に規制のある書類は、以下の2種類です。

× 現時点では電子化できない契約書
△ 電子化に承諾等が必要な契約書

書類の代表例をご紹介します。

現時点では電子化できない契約書

法律により書面化が必須とされ、現時点では電子化が困難な文書・契約

  • 事業用定期借地契約
  • 企業担保権の設定又は変更を目的とする契約
  • 任意後見契約書
  • 特定商取引(訪問販売等)の契約等書面

など

電子化に承諾等が必要な契約書

契約相手方の承諾・希望・請求によって電子化が可能とされる文書・契約

  • 建設工事の請負契約書
  • 設計受託契約/工事監理受託契約の重要事項説明書
  • 下請会社に対する受発注書面
  • 不動産売買/交換の媒介契約書
  • マンション管理業務委託契約書
  • 投資信託契約約款
  • 貸金業法の受取証書
  • 割賦販売法の契約等書面
  • 旅行契約の説明書面
  • 労働条件通知書面
  • 派遣労働者への就業条件明示書面
  • 金銭支払の受取証書

など

電子契約の利用に関する法改正など

現在も様々な分野の法整備が行われており、電子契約の利用可能な範囲は拡大しています。